2008年5月30日金曜日

Realsports Soccer (1983) (Atari 2600)



これより下の文章は以下のサイトの英文を訳したものです。
翻訳することに関しては、The Video Game Criticの管理者Dave氏から承諾を得ています。
 
発売元 Atari (1983)
評価 C
 
このゲームはもう少しどうにかならなかったのか? 
タイトルにある"Realsports"という言葉はある程度、リアリズムを指し示しているのだと私は思っていた。クソ、『Pele's Soccer (1980)』の方がこのゲームよりかはもっとリアリスティックではないか!
 『Realsports Soccer』ではゴールキーパーは除去されていて、また、ボールがラインを越えるといったこともゲームから排除されており、そのため得点をするのが簡単になっている。
そしてグラフィックに関しては何と言ったらいいのだろうか? 確かに選手達は良く見えるかもしれない。だが、フィールドはただ角ばったラインが描かれているだけで、そこにはゴールネットすらもない。
幸いにも、Realsports Soccerはわりと楽しく遊ぶことが出来る。操作性に関しては、相手の選手からボールを奪ったり、味方の選手にパスをしたりということが容易にでき、そのおかげで『Pele's Soccer』より確実に面白くゲームを遊ぶことができる。
プレイヤーは三人の選手達をいつでも操作することが可能だけれど、彼らはフィールド全体に広がっており、そして画面は横にスクロールしていく。
このゲームは熱のこもっていない中途半端な努力の跡しか見られない様なゲームといえる。

2008年5月27日火曜日

River Raid (1982) (Atari 2600)



このゲームは最初にAtari 2600版が発売され、のちに多機種に移植された(機種別のスクリーンショット)。
 
RIVER RAID for Atari 2600 review
http://www.youtube.com/watch?v=qfWeKTlUw9I
 
これより下の文章は以下のサイトの英文を訳したものです。
翻訳することに関しては、The Video Game Criticの管理者Dave氏から承諾を得ています。
http://www.videogamecritic.net/2600rr.htm#River_Raid
 
発売元 Activision (1982)
評価 A+
 
『リバーレイド』はあらゆるAtari 2600のゲームの中でトップ5の内のひとつとして位置づけられている。 そしてこのゲームは驚くべきことにCarol Shawという若い女性によってデザインされたゲームなのだ!
この縦にスクロールしていく中毒的なシューティング・ゲームでは、プレイヤーは川の流域でジェット機を操縦しながら敵の船、ヘリコプター、飛行機、そして橋を撃ち落していく。それには狂いのない的確な飛行技術と正確なタイミングがプレイヤーに要求される。
上空にある補給アイテムで、プレイヤーは次第に減っていく自機の燃料を補給することが出来る。そして巧いプレイヤーなら追加得点を稼ぐために、燃料を補給したすぐ後に補給アイテムを破壊することも可能だ。
自機の燃料がわずかしか残っていない時は、こちらに近づいて来る補給アイテムを誤って撃ってしまわないために、射撃を一時中断するという良い方法もある。
自機をサイドにぶつけずに狭く、分岐していく進路を進んでいくことが『リバーレイド』の難関の一つだ。
敵はしばしば断崖の後ろでプレイヤーを待ち受けている。敵がいつ動き出すかをプレイヤーが予見するのは不可能だ。
最良の結果を得るために、TAC-2のような性能の良いジョイスティックを使うことをおすすめする。
心地良い操作性、スムーズなアニメーション、そしてしっかりとした当たり判定などといった事から判る通り、このゲームは巧みにプログラムされている。
複数の色が配されたオブジェクト、申し分の無い爆発シーン、そして川岸の幾つかの景観などを特色としている画面がちらつくことはない。
ジョイスティックを上や下に傾けることによって、プレイヤーは自機のスピードを調整することが可能であり、そしてミサイルをまっすぐ飛ばすようにするか、それとも誘導ミサイルにするか、どちらかを選択する事が出来る。
難易度は少しずつ上がっていくので、難易度のレベルがたったひとつしか用意されていないにもかかわらず、初心者も上級者も等しくこのゲームを楽しむことが出来る。
見かけはシンプルだが、『リバーレイド』はつねにプレイヤーを手こずらせる。
満を持して続編が(1988年に――訳者注)発売されたけれど、完璧な出来のこのゲームをさらに改良するなんて事を、どのように期待できるだろうか?
もしあなたがAtari 2600を所有しているのであれば、ぜひこのゲームを購入すべきだ。

2008年5月26日月曜日

Vanguard (1982) (Atari 2600)



アーケードの移植作。
 
Vanguard - Atari Commercial
VANGUARD for Atari 2600 review
 
これより下の文章は以下のサイトの英文を訳したものです。
翻訳することに関しては、The Video Game Criticの管理者Dave氏から承諾を得ています。
 
発売元 Atari (1982)
評価 C
 
Vanguardは高品質なアーケード・スタイルのジョイスティックで遊ぶと、とても楽しめるゲームだ。
このシューティング・ゲームは各面ごとに違った方向にスクロールしたり、一度に上下左右に弾を撃つ事が出来たり、パワーアップ・アイテムを取ることで無敵化したりといったアーケードバージョンにあった幾つかの独創的なコンセプトを取り入れている。
“コンティニュー”制度を導入している所が、このゲームの最も重要な革新的な部分だろう。コンティニューがある事によって、プレイヤーは再度コインいっこ いれる誘惑に襲われ、そして前回失敗してしまった箇所からゲームを再開できる。好もうと好まざると、このコンティニュー・システムはプレイヤーを大いに虜にした。
このVanguardのAtari 2600版はアーケード版の特色を再現しようと試みてはいるものの、かなり物足りないものになってしまっている。その一つとして、アーケードのデュアル・ジョイスティックをうまく再現できていない点が挙げられる。このAtari 2600版では、ジョイスティックをある方向に傾けると、自機がその方向に弾を撃つだけでなく、その方向に自機がわずかに動くのだ。ファイアーボタンを押しっぱなしにすることによって自機の動きを速くすることが出来るが、その代わり弾は撃てなくなる。
大抵のプレイヤーは上下左右に弾を撃つ事が出来るこのゲームのシステムを最大限に活かすために、ジョイスティックを素早く回転することになるだろうけれど、そうすると画面の中で自機は少しずつ曲がりくねって進む様になってしまう。この操作方法だと、長時間プレイしたあとに、確実にプレイヤーの腕を痛めることになる。
自機が常に自動で前方に弾を発射するという仕様を採用することで、アタリはこの問題に中途半端に対処している。しかし、この仕様が原因でゲームが全体的にとても簡単になってしまった。
Vanguardの画面はそんなに見栄えがするものではなく、虹色のグラフィックは恐ろしいほどデコボコした背景をごまかしている。
Vanguardには多種多様なステージが用意されていて、それぞれのステージは様々なそれ特有の遊び方で楽しむことが出来る。
画面は水平かもしくは垂直にスクロールすることはあっても、斜めにスクロールすることはない。
二つの異なった進路と二つの敵の群れで構成されている“ストライプ・ゾーン”はもっとも面白い場所だ。
“ブリーク・ゾーン”ではヘビが浮かび上がってきて、プレイヤーはヘビとドッキングすることで高得点を稼ぐことが出来る。ドッキングする直前にヘビを撃つことで、得点を稼ぐという技もある(プレイヤーはそれを三回しか行うことが出来ない)。
Vanguardに最も失望させられるステージは“ゴンド”のステージだ(コマーシャルで"Luther kills the gond!"と言っていたのを覚えているだろうか?)。このデコボコした虹色の雪だるまはおそらく“ボス”なのだろうが、プレイヤーはただ彼の顔面に弾を撃つだけでいいのだ。このステージは手応えがないし、確実に竜頭蛇尾的だ。
第二ステージは一面と同じ構成で、単に難しくなって、一面と進む順序が変わっているだけだ。
Vanguardは素晴らしく良く出来たシューティングゲームとは言えないけれど、確実に独創的だし、このゲームは間違いなくプレイヤーの腕をヘトヘトに疲れさせるだろう。

2008年5月25日日曜日

Crystal Castles (1984) (Atari 2600)



アーケードの移植作。
 
アーケード版の動画Crystal Castles [1983] Arcade Video Games
 
Atari 2600用トラックボールhttp://www.atarimuseum.com/videogames/consoles/2600/2600trakball.html

これより下の文章は以下のサイトの英文を訳したものです。
翻訳することに関しては、The Video Game Criticの管理者Dave氏から承諾を得ています。
 
発売元 Atari(1984)
評価 B
 
このAtari 2600用に移植されたCrystal Castlesは良く出来ているけれど、素早くきびきびとした動作が特徴のアーケードバージョンと比べると、ぎこちなく感じてしまう。
ゲームの舞台となるのは青い宝石が散らばっている3Dの城の迷路の数々だ。プレイヤーは熊のBentleyを操作して、「歩く木」「骸骨」「幽霊」「水晶玉」「ハチの群れ」そして宝石を食べる、直立したムカデに似た生き物を避けていきながら、全ての宝石を集めていく。
ハチミツの入った壷を取るとボーナス・ポイントを獲得することが出来、魔法の帽子はBentleyを数秒間、無敵にする事を可能にする。
アーケードゲームのCrystal CastlesをAtari 2600に移植するという事は難しい作業だが、アタリはアーケードにあった全ての要素を詰め込むことに成功している。もちろんAtari 2600版の城のデザインはアーケードに比べて質素なものに成ってしまってはいるものの、それらの城は少なくともバラエティに富んではいる。キャラクターは生き生きと描き出され、画面のちらつきもそんなに悪くは無い。
主人公のBentleyが攻撃を受けた時に、彼が汚い言葉を口にしていると思うのは気のせいだろうか?
このゲームの主要な問題点は操作性の悪さにある。
アーケードでは熊を華麗に動かすのにトラックボールを使用したのだが、Atari 2600用のトラックボールをこのゲームに使用すると、主人公の動作が恐ろしく遅くなる。プレイヤーがどんなに速くスピンさせても無駄な努力となってしまうのだ(Wicoトラックボールを使用したとしても同様だ)。
さらに悪いことには、宝石が平たいために拾うのにかなり苦労する。このゲームをプレイするのに、トラックボールではなくジョイスティックを使用しなければならないのは残念なことだ。
このゲームの良い点は、サウンドエフェクトがアーケードに忠実で、そして難易度が八つも用意されているということだ。

2008年5月24日土曜日

Zaxxon (1982) (Colecovision)


アーケードの移植作。
アーケード版を開発したのはアーケード版『ドンキーコング』のプログラミングを請け負った池上通信機、発売はセガ。
 
これより下の文章は以下のサイトの英文を訳したものです。
翻訳することに関しては、The Video Game Criticの管理者Dave氏から承諾を得ています。
 
発売元 Sega(1982)
評価 A-
 
1982年にZaxxonはゲーム業界を席巻した。当時の他のビデオゲームの平面的なグラフィックと比べて、このゲームが採用したクォータービュー視点は革命的だった。
プレイヤーは宇宙船を操作し、壁やフォースフィールド、ロケット、砲台で防備を固めた宇宙空間に浮かぶ要塞(そこには燃料補給所も存在する)を航行することになる。
はじめは自機の位置を判定するのは困難だが、画面の左端にある高度計を見ることによって(そして自機の撃つショットがどこに行くのか見ることによって)、プレイヤーは次第にこのゲームの画面構成に慣れてくる。
ColecoはClecovisionにおいて、視覚に訴えかけるゲームを製作することを得意にしていた。
このゲームで遊びたいという動機で、本体と一緒にこのゲームを買った人々が数十万人くらいいたのではないかと私は思う。
グラフィックはややぎこちない部分はあるものの、おおむねアーケードに忠実だ。
難易度の高さに関しては、確実にZaxxonは平均以上の難しさだと言える。
このゲームでは自機の高度を低く保って、視野に入る何もかもを撃ってしまいたいという欲求に駆られるけれど、その方法だと自機は砲台の射程範囲に入ってしまい危険に曝されることになる。しかし、貴方はあえて危険を犯してゲームを遊ぶという楽しみ方を愛してやまないはずだ――いったい誰がそのような遊び方に抗うことが出来るだろうか?
Zaxxonは各面の最後にボスが登場するというアイデアを採用した黎明期のゲームのうちの一つである、ということを記しておくべきだろう。ステージの最後には比較的大きなロボット(Zaxxon彼自身)がひょいと現われる――そしてそれは簡単に打ち倒す事が出来る。
このゲームには一つ好きになれない箇所がある。それは広々とした宇宙空間で近づいて来る敵の宇宙船の編隊を撃たなければいけない場面だ。そこでは自機がどの程度の高度に居るのか判断するためのポイントとなる地面がないので、自機がはたして敵を撃墜できる場所にいるのかどうか判断するのに、かなりストレスがたまってくる。
そのような欠点はあるにせよ、Zaxxonは純粋にアーケードの楽しさを伝えている。そしてこのようなゲームは他にない。

2008年5月23日金曜日

Cosmic Avenger (1981) (Colecovision)



アーケードからの移植作。
 
これより下の文章は以下のサイトの英文を訳したものです。
翻訳することに関しては、The Video Game Criticの管理者Dave氏から承諾を得ています。http://www.videogamecritic.net/colecoae.htm#Cosmic_Avenger
 
発売元 Universal (1981)
評価 B-
 
不当に『スクランブル』(私の長年のお気に入りのゲーム)とこのゲームを比較することで、私の最初のレビューはいささか過度に手厳しいものになってしまった。
Cosmic AvengerはColecovisionのゲームの中でもより多くアクションの要素が詰まった、プレイヤーの手腕が問われ、意欲をかき立てられるタイトルのうちの一つだ。
この横スクロール・シューティングでは、プレイヤーは地上にある敵の軍事施設に爆弾を落としながら、飛んでくる敵のロケットや宇宙船(それらの多くは『スターウォーズ』に出てくるTIEファイターの様な形をしている)にミサイルを撃っていく。
このゲームには、与えられた時間でやらなければいけない事が沢山あるのだが、それらを片付けていくために必要となるアクションはとても熱い!
大抵、私はColecovisionのゲームで遊ぶ際にはスキルレベル3(アーケードと同じ難易度)で遊ぶことを好むのだけれど、このゲームの場合は難しくてプレイするのがとてもキツくなってしまう。
プレイヤーが操る宇宙船を画面の右側に寄せると、自機の速度が増す。そのために、プレイヤーは自機を右へ寄せたいという誘惑に駆られるが、私はその行為を自制することを強くお勧めする。なぜなら、フレーム・レートが落ちてギクシャクしてきて、画面がかなり雑然としてくるからだ。
むしろ自機を左側に寄せて速度をゆっくりと保ち、仕事を入念にこなしていく方が、事態をそつなくこなしていくためにはずっと良い。
時折、熱追尾式ミサイルにつきまとわれる事があるのだけれど、プレイヤーはそのミサイルをうまく誘導すれば敵が発射してくるロケットなどにそれを衝突させることが可能で、私はその仕様がとても好きだ。このコンセプトはこのような昔懐かしいゲームにはとても先端的なものだ!
欠点は、Cosmic Avengerの当たり判定が不規則だという所にあり、物体が爆発している所に自機が触れると、自機が破壊されてしまう点が私は好きになれない。より良く出来た(『スクランブル』も含めた)シューティング・ゲームだと、プレイヤーはいつも満足に浸りながら敵の物体が爆発している所を通り過ぎていけるものだ。
また、水中のステージで、音波探知機が甲高くピュンピュンと音を鳴らすので、しばらくの間その音が神経に響いてイライラしてしまった。
そのような欠点はあるにせよ、Cosmic Avengerはとても面白いスペース・シューティング・アクションを提供してくれているし、その上このゲームは極めて中毒的である。

2008年5月22日木曜日

Congo Bongo (1984) (Colecovision)


アーケードからの移植作。
アーケード版は日本では『ティップタップ』というタイトルで稼動していた。
アーケード版を開発したのはアーケード版『ドンキーコング』のプログラミングを請け負った池上通信機、発売はセガ。
 
これより下の文章は以下のサイトの英文を訳したものです。
翻訳することに関しては、The Video Game Criticの管理者Dave氏から承諾を得ています。
 
発売元 Sega (1984)
評価 C+
 
カラフルな疑似3Dグラフィックによって、ColecovisionのCongo Bongoは80年代初期の未熟なAtari 2600の(私も含めた)ファンから羨望の眼差しを集めた。
このゲームは『ドンキーコング』から多くのアイデアを盗用しているけれど、全体に(文字通り)新しい次元が施されている。
第一ステージでは、プレイヤーは頂上にいるCongo Bongoと名付けられた意地の悪い類人猿の所まで行くために、階段状になっている崖を登っていかなければならない。
道中では、主人公は落ちてくるココナッツを素早く避け、橋を渡り、丘を滑り落ち、地面の裂け目を跳び越して、さらに猿を避けて行く。
詳細に描かれたグラフィックはひときわ人目をひくものの、私は汚い黄色とオレンジによる配色よりも、緑のカラースキームの方がもっと好きだ。
水か飛び跳ねている青い滝は美しく見えるし、隅っこにある小さな骸骨のような細部はこのゲームに魅力を与えている。
猿はほとんどの場合プレイヤーを苛立たせるが、もし二匹の猿に捕まってしまったら、彼らは主人公を持ち上げて崖の下に投げ落としてしまうのだ!
他の二つのステージが第一ステージと同じ位面白ければなあ! と、私は思う。
第二ステージはかなり想像力に欠けていて、広大なサバンナの至るところでサイが攻撃を仕掛けて来るということを特色としている。このステージには隠れるための幾つかの穴が用意されているけれど、もしプレイヤーが単に何度もジャンプをしてさえいれば、それらは必要ないということを発見してしまった。
最後のステージは『フロッガー』を3D化した画面に似ている。そこでプレイヤーは水面に浮かぶ睡蓮やカバに乗って川を横切って行く必要がある。このステージの画面は十分に魅力的だけれど、イライラするほど難しい。
さらに悪いことには、三度Congoの所に辿り着いたとしても何のご褒美もない――ただ最初のステージに戻るだけだ。
むらのあるゲーム内容だとしても、Congo Bongoはやりがいがあり、見栄えのするタイトルだ。

2008年5月21日水曜日

Spy Hunter (1983) (Atari 2600)



アーケードからの移植作。
1991年にサンソフトからファミコン用に発売された『バトルフォーミュラ』(海外での題名は『Super Spy Hunter』)は『Spy Hunter』の続編のような位置づけにある。
 
SPY HUNTER for Atari 2600 review

http://www.youtube.com/watch?v=XmSa4QO_He8
 
これより下の文章は以下のサイトの英文を訳したものです。
翻訳することに関しては、The Video Game Criticの管理者Dave氏から承諾を得ています。
 
発売元 Sega (1983)
評価 A
 
このアーケードゲームの古典的名作はあらゆる機種に移植されており、私はそれらの多くのバージョンをプレイしたことがある。多数の移植作の中には良く出来ているものもあれば、質の悪いものもあったけれど、このAtari 2600の移植バージョンはとても見事に良く出来ている。
プレイヤーはジェームズ・ボンドがよく乗っているような武器を装備した車に乗ってハイウェイを走行し、プレイヤーの操作する車を横道にそらそうと挑んでくる敵の車を破壊したり、避けて通ったりしていく。
俯瞰視点の画面は、近づいて来る敵の車や道路の分岐点をプレイヤーが把握することを可能にしている。しばらく道路を走行した後は、次にプレイヤーはボートに乗り換えて水の上で幾つかのアクションを行うことになる――とてもクールじゃないか。
特筆すべき点はSpy Hunterの操作法だ。当初このゲームは二つのボタンが付いたジョイスティクと一緒に売られていた(※訳者注 通常のAtari 2600のジョイスティックにはボタンが一つしかない)。
一つのボタンは前方に攻撃するために使い(マシンガンとミサイル)、そしてもう一つのボタンは後ろに攻撃するために使う(油膜と煙)という仕組みだ。
私はこの特殊なジョイスティックを持っていなかったけれど、#2のポートのジョイスティックのファイアーボタンを使用することによって、通常の操作と同じ操作が出来るようになった。
Spy Hunterのグラフィックは地味ではあるがクリーンだ。ヘリコプターはまるで大きな木が浮かんでいる様に見えるけれども。
バックグラウンドで演奏されるのは『ピーター・ガン』のテーマだ。
このゲームには二つの難易度が用意されている。
私はこのゲームを強くお薦めする。
 
・アーケード版が収録されているPS2ソフト



2008年5月20日火曜日

Kangaroo (1982) (Atari 2600)



アーケードからの移植作。
 
Kangaroo on Atari 2600
 
これより下の文章は以下のサイトの英文を訳したものです。
翻訳することに関しては、The Video Game Criticの管理者Dave氏から承諾を得ています。
 
発売元 Atari (1982)
評価 B
 
Kangarooのグラフィックは本当に劣っているものの、『ドンキーコング』のクローンの中でも良く出来た方の内の一つだ。
プレイヤーは母親のカンガルーを操作して、リンゴを投げてくる猿どもの群れに終始脅かせられながら、木の上にいる彼女の子供を救出しに行く。
台が緑の茂った枝で作られているアーケード版と違って、このバージョンでは台は味気ないオレンジ色の四角形になってしまっている。
プレイヤーが操作するカンガルーは良く描かれており、ジャンプやパンチ、そして身をかがめる動作などが容易に出来る。
猿の見かけは満足のいくものではあるが、彼らの動きはぎこちなく、そして彼らが投げてくる四角い形のリンゴの動きも同様にぎくしゃくしている。
Kangarooの素晴らしい所は、容赦ない難易度の高さにある。
このゲームは三つのステージで構成されているが、ただ第三ステージに到達したという事だけでも、それは素晴らしい達成だ。
道中には取得することの出来るフルーツが生っており、ベルを鳴らすことでフルーツを補充することも可能だ。
Kangarooの得点システムは大した意味を成していない。プレイヤーは各面をクリアしていく代わりに、フルーツを取ることに集中することでより多くの得点を集めることが出来る。
Kangarooの操作法は厳しく、たとえ段差が少ない場合においても、あらゆる台から飛び降りることでプレイヤーはライフを一つ失ってしまう。私は何の明白な理由も無くライフを一つ減らしてしまったことが少しあった。
サウンド・エフェクトは最小限に抑えられてはいるものの、かわいらしくチリンチリンと鳴る音が、各ステージのはじめと終わりに演奏される。
Kangarooはグラフィックの面では良い印象を与えないかもかもしれないけれど、このやりがいのあるゲーム内容は貴方を夢中にさせるはずだ。

2008年5月19日月曜日

Ice Hockey (1981) (Atari 2600)



Ice Hockey Atari 2600 Game Commercial
Atari 2600 Ice Hockey
 
これより下の文章は以下のサイトの英文を訳したものです。
翻訳することに関しては、The Video Game Criticの管理者Dave氏から承諾を得ています。
 
発売元 Activision (1981)
評価 A
 
このゲームはAtari 2600で作られたスポーツゲームの中でも最も良く出来たゲームかもしれない。
この二対二のホッケーゲームはこのスポーツの本質を鮮やかに捉えている。
ある日の午後、私の父がこのゲームを買って家に持って来て私を驚かせ、それからは私の盟友であるアンディーと一緒に定期的にこのゲームを遊ぶことになった。
『アイスホッケー』のグラフィックは鮮やかで、そしてカラフルであり、申し分なく生き生きと描き出され、多数の色が配された選手たちとパックは目で追いやすい。
『アイスホッケー』のゲーム内容は凄く良く出来ており、ノンストップ・アクションと狂いのない操作を提供している。
プレイヤーがパックを保持している時には、スティックを操作することであちこちに動くことができ、プレイヤーがボタンを押すタイミングによってパスやシュートの方向の的確な角度が決められる。
角度の調整はこのゲームをプレイするに当たって重要な鍵となる。
各チームに2人の選手しかいないにも関わらず、パスは驚異的な程にも効果的だ。
操作する選手(フォワードとゴールキーパー)の切り替えは自動的に行われ、その切り替えは常に良いタイミングで起こる。
プレイヤーは荒々しくスティックを相手の選手に向かって振り回すことで、背後から強打するといった様なやり方で、相手選手に暴行を加えることさえ可能だ。
CPUとの対戦はやりがいがあるが、もちろん対人プレイの面白さにはかなわない。
Activisionによって作られた『アイスホッケー』はスポーツゲームの古典的名作だ――実際にアイスホッケーをやるよりも面白いとさえ言えるのだ!

2008年5月18日日曜日

Karate (1983) (Atari 2600)



YouTube - OGT - Karate - Atari 2600
 
これより下の文章は以下のサイトの英文を訳したものです。
翻訳することに関しては、The Video Game Criticの管理者Dave氏から承諾を得ています。
 
発売元 Ultravision(1983)
評価 F-
 
私の友人達が初めてこの『Karate』をプレイする時に、彼らはみな同じ様な反応を見せる。
はじめ彼らは信じられないといった様子で少しの間画面を凝視し、最後には“糞! 俺を馬鹿にしてんのか!?”と口走るのだ。
この面白みに欠けているだけでなく、嫌悪感さえ起こさせるゲームの存在は、娯楽としてのビデオゲームにお金を払った人に対する個人的な侮辱である。
この一対一の空手大会では、格闘家は実際には決して互いに触れ合うことがないのだ!(※訳者注 「寸止め」ルールということか?)
緑と紫のキャラクターがいくらデカイからといって、こんなにキャラクターがデコボコしていたり、動きが遅かったりしていいわけがない。
定期的に彼らが揺れ動くその姿は、あきれたことにまるで互いにダンスをしているみたいだ!
実際、このゲームをしながらBee Geeの"Staying Alive"をかけて音量を上げると、このゲームがなんとなく理にかなったものに見えてくる。
格闘“アクション”としては完全なるジョークであり、パンチとキックの動作は単に悪質なものに見える(あの付属物は何だ?)。
当たり判定は無いに等しく、相手は直立してはいるが、決してパンチやキックがとどく事は無い。
もし画面の上方にスコアが表示されなかったとしたら、プレイヤーは接触があったと知るすべはなかっただろう!
もし貴方がこのゲームを人間の理解を超越した操作法によるダンスゲームであると自分自身に納得させることができるのならば、その時この『Karate』は世界中に存在するもっとも素敵なゲームとなる。
そうでなければ、このゴミをあらゆるAtari 2600のゲームの中でも最悪のものとして私は一票を投じる。


2008年5月17日土曜日

Boxing (1980) (Atari 2600)



 
動画 - Classic Game Room HD - BOXING for Atari 2600 review
 
これより下の文章は以下のサイトの英文を訳したものです。
翻訳することに関しては、The Video Game Criticの管理者Dave氏から承諾を得ています。
 
発売元 Activision(1980)
評価 A-
 
このゲーム(『Boxing』)を愛する人もいれば嫌う人もいるけれど、このゲームはボクシングというスポーツの特徴をよくとらえていると私は思う。
非情なるノンストップ・アクションとボタン連打の操作によって貴方は確実に汗を掻くことになるだろう!
『Boxing』の最小限に抑えられた単純なグラフィックは、2人のマヌケに見えるボクサー(ひとりが黒(黒人?)で、もうひとりが白(白人?))がリングに立っている所を俯瞰視点で捉えたものになっている。
一試合はそれぞれ二分の長さで、プレイヤーは友人と拳を交えることも出来れば、CPUと対戦することも出来る。
ハードパンチが相手の顔に当たった後に、相手の頭が後ろに反り返るのを目の当たりにすることによって、ボクシングをしているという手応えを確かに感じさせてくれる。
操作はシンプルであるにも関わらず、このゲームでは繊細な戦略が必要になってくる。
ジャブを打つ為には相手との距離を一定に保つことが重要になってくるし、残忍なコンビネーションで相手をリングに沈めることも可能だ。
接近戦は特に熱く、最後の秒読みによって緊迫感は否応なく高まってくる。
ボクサーの攻撃的な姿勢を保つか、それとも時間稼ぎのために消極的にいくか? それはプレイヤー次第だ。
ひとつだけ確かなことがある――それはこのゲームで遊ぶことによって貴方の親指は大変痛むことになる、ということだ。
80年代初期の頃、試合の不確実性の感覚を得るために、私はよく色画用紙でスコアの部分を隠したものだった。
私の友人の一人はこの小賢しい発明を“ザ・ボクシング野郎”と名づけ、そして私は機会がある度に、まだそれを使っている。

2008年5月15日木曜日

『Katakis』 (Amiga, Commodore 64)

ドリームキャスト用に新たに販売されている海外の同人ゲーム『DUX』が『R-Type』に酷似していることで、こちらのニュースサイトで記事になったりして一部で話題を呼んでいる。

AmigaとCommodore64には、かつて『R-Type』に酷似したゲームが商用ゲームとして発売され、法的に揉めた『Katakis』というソフトがあった。
Amiga版は確かに『R-Type』の真似だといわれても仕方がない程似ている。

Amiga版『Katakis』 http://www.youtube.com/watch?v=FQXkjwOaFjM

Commodore64版『Katakis』 https://www.youtube.com/watch?v=zAtW-3sx_1s

1988年当時、海外で『R-Type』の移植作を発売する権利はActivison(その時の社名はMediagenic)が所有していた。
Factor5(代表作はTurricanシリーズ)が製作し、Rainbow Artsが発売した『Katakis』は『R-type』に著しく似ていたため、ヨーロッパでリリースされた直後に販売店からの回収を余儀なくされた。ゲーム雑誌『ZZAP64』の付録のデモバージョンも他のゲームに差し替えられた。
皮肉なことに、この『Katakis』の製作に携わったチームが『R-Type』のAmiga版とCommodore64版の移植を手掛けることになる。
1989年、『Katakis』はマイナーチェンジが施され、タイトルを『Denaris』という名前に変えて再リリースされる運びとなった。


この話題は下のページ(ファクター5の歴史)に詳しく書いてあります。 http://www.ne.jp/asahi/hzk/kommander/factor5.html

Dodge 'Em (1980) (Atari 2600)


YouTube - Classic Game Room HD - DODGE 'EM for Atari 2600 review
http://www.youtube.com/watch?v=d1edvROHa8k
 
Atari 2600 Dodge 'Em
http://www.youtube.com/watch?v=oDwIC8aXBI4
 
アーケードからの移植作『ヘッドオン』タイプのカーアクションゲーム。
ゲーム内容からどうしても映画『デス・プルーフ』のあの場面を思い出してしまう……。  
 
 
これより下の文章は以下のサイトの英文を訳したものです。
翻訳することに関しては、The Video Game Criticの管理者Dave氏から承諾を得ています。
http://www.videogamecritic.net/2600de.htm#Dodge_   
 
発売元 Atari (1980)
評価 B
 
80年代の前半、友人のアンディーと私は学校が終わった後に、AtariのゲームとMTV目当てにビリーの家によく行った。
ビリーはたくさんのゲームを持っていたけれど、アンディーはいつもDodge 'Emをやりたがった。
今にして思えば、その気持ちはよく分かる。
コースが迷路のような形をしたこの簡素なレースゲームは、プレイヤーに素早い判断力と猫のような反射神経を要求する。
ゲームはほとんどの場合1、2分で終わってしまうので、短い時間でサクッと遊びたい人達にはまさにぴったりのゲームだ。
プレイヤーは小さな車を操作して、同心円のような形をした四角形の中に4つのレーンと4つの交差点がある画面を回っていく。
ゲームの目的は、反対側から走って来る敵の車である“クラッシュ・カーズ”を避けながら、レーンの上にあるドットを消していく事だ。
ファイアーボタンを押すと車は加速していき、ジョイスティックを傾けることによって1つ、もしくは2つ隣のレーンに移動していく(どれくらい遠くのレーンに移動できるかは、車のスピードによって変わる)。
情け容赦ない敵のクラッシュ・カーズはプレイヤーの車に激突する機会を決して逃さないので、先を読んで敵の動きを予測しなければならない。
敵は何度もレーンを突然変えてくるので、プレイヤーは幾度もニアミス(ニア“ヒット”と言うべきか?)を経験する事になる。
ラウンドとラウンドの合い間にぜひとも一息入れよう!
Dodge 'Emは驚くほど難易度が高いけれどやりがいがあり、そして中毒的だ。プレイヤーはゲームを再開するために何度も何度もリセットボタンを押している自分に気づくだろう。
二人プレイモードでは友人が敵のクラッシュ・カーを操作して対戦する事も可能だ。
Dodge 'Emは部分的に見れば何てことはないけれど、全体的に見れば良く出来ている。

2008年5月14日水曜日

Sssnake (1982) (Atari 2600)



 
これより下の文章は以下のサイトの英文を訳したものです。
翻訳することに関しては、The Video Game Criticの管理者Dave氏から承諾を得ています。
 
発売元 Data Age
評価 F
 
なぜ1983年にアタリショックが起こったのかを知りたい人には、今回の痛ましい愚痴の断片を読んでもらえればその解答を得られると思う。
Sssnakeは企業が大量生産したクソゲーの一種だ。
ゲーム内容に関して言うと、SssnakeはCentipedeを劣化させた様なものである。
プレイヤーの操る砲台は中央にある小さなボックスを動き回り、画面を走り回る怪物に向けて弾を撃つ。
ヘビは点によって構成された線の様であり、そのヘビを撃つと予期しない結果を生み出す。それらのヘビは小さくなることもあれば分裂することもあるのだが、ほとんどの場合にはプレイヤーの撃った弾はただ貫通していくだけで全く何も起こらない。
このゲームには他の怪物も登場するが、それらはまるで画素化された睾丸の様だ。
操作性は控えめに言っても悪く、ぎこちない。
Sssnakeはより開発途中のゲームの様に見える。
このゲームは私が今まで見てきたゲームの中でもっともそそ粗雑なゲームの一つだ。

2008年5月5日月曜日

Solar Fox (1983) (Atari 2600)



アーケードからの移植作。
 
YouTube - Atari 2600 Solar Fox commercial
 
これより下の文章は以下のサイトの英文を訳したものです。
翻訳することに関しては、The Video Game Criticの管理者Dave氏から承諾を得ています。
 
発売元 CBS (1983)
評価 B
 
貴方が今までに聞いた事のないゲームに出会うという事は貴重な体験であり、そのような事はいまだに良い体験となるが、Solar Foxとの出会いはプレイヤーに喜ばしい驚きを与えてくれるだろう。
この宇宙を舞台にした興味深いゲームは『パックマン』と『Q*bert』、そして『ギャラガ』を融合したものだ。
飛行機の形をした宇宙船を操作して、プレイヤーは多種多様に配列された燃料電池を集めていく。
ゲームを複雑で込み入ったものにする要素として、画面の上方と下方から素早く弾丸を撃ってくる二つの大砲がある。プレイヤーの宇宙船は自由気ままにうろつくことができ、プレイヤーは反転したり急旋回したりすることが可能だ。
操作方法は奇妙ではあるが、(高い難易度の方を選択した場合には)ファイヤーボタンを押すことでスローダウンさせる機能があり、これはゲームをやる上で役立つ機能だ。のちのステージでは、プレイヤーはそれぞれの燃料電池の上を二度通り過ぎる必要に迫られる。その際には、一回目に燃料電池の上を通り過ぎても色が変わるのみである。
Solar Foxは中毒性の高いゲームのうちのひとつであり、プレイヤーは何度も何度もリセット・スイッチを押すことになるだろう。
このゲームには『ギャラガ』からの影響を受けた「チャレンジングステージ」も存在する。
グラフィックは平均並みであるだけで、そしてサウンドエフェクトの質の低さにはイライラする。
そうであるにしても、このあまり良く知られていないタイトルは、手にとってやってみる価値がある。

2008年5月3日土曜日

Ladybug (1982) (Colecovision)



アーケードからの移植作
 
YouTube - Lady Bug (ColecoVision)
 
これより下の文章は以下のサイトの英文を訳したものです。
翻訳することに関しては、The Video Game Criticの管理者Dave氏から承諾を得ています。
 
発売元 Universal (1982)
評価 B-
 
このゲームは単なる『パックマン』のクローンとして片付けられてしまうこともあるかもしれないけれど、Ladybugにはこのゲーム特有の魅力がある。
これは幾つかの面白い特色を持った、好ましい小さな迷路ゲームだ。
プレイヤーはLadybug(てんとう虫)を操作するのだが、迷路の中で意地の悪い、邪悪な虫に追いかけられてしまう。
迷路はとても標準的で一見何の変哲もないように見えるが、他の迷路ゲームにはない例外的な特徴がある。その特徴とは迷路のあらゆる場所に回転板があるという所にあり、その回転板を使ってプレイヤーは劇的に迷路のレイアウトを変えることが出来るのだ。
それらの回転板を巧みに回せばプレイヤーは敵の行く手を遮ったり、そして時には彼らを空間に閉じ込めて孤立させてしまうことさえ可能となる。
ほとんどの迷路ゲームとは違い、このゲームでは敵に対して(無敵状態などで)形勢を逆転させることは出来ない。――プレイヤーは常に逃げまわっている状態にある。
ゲームに色取りを加える幾つかの要素としては、迷路に撒き散らされたボーナスアイテム(文字かマークが刻まれたもの)があり、それらを集めることでライフをひとつ増やすことが出来る。
グラフィックは派手ではないけれど、BGMは十分に感じの良い曲だ。
操作性には少し癖があって、私は何度か壁に引っ掛ったことがあり、そしてしばらくしてから、私の手がずきずきと痛みはじめてしまった。
しかし、その欠点を別にすれば、Ladybugは実に良質でさわやかな面白さを与えてくれる。

2008年5月1日木曜日

Pepper II (1983) (Colecovision)



アーケードからColecovisionへの移植作
 
YouTube - Pepper II
 
これより下の文章は以下のサイトの英文を訳したものです。
翻訳することに関しては、The Video Game Criticの管理者Dave氏から承諾を得ています。
 
発売元 Exidy (1983)
評価 A-
 
Pepper IIは『パックマン』と『Qix』から多くのアイデアを借用しているけれど、ゲームを楽しむのに十分な独創性も備えている。
プレイヤーは天使を操作して迷路を周って行きながら、各エリアのジッパーを締めていく。
ジッパーを締めていき、陣取りをしていくその行為は、進路の有る『Qix』をプレイしている感覚に少し近い。
プレイヤーの操る主人公は“目玉”に追いかけられるが、面(エリア)の中に熊手がある箇所のジッパーを締めていくことで、ゲームを有利に進めることが出来る。
熊手の周辺のジッパーを締めることに成功すると、主人公は少しの間だけ無敵の“悪魔”に変身することが可能になる。
四つの異なった迷路の画面の間を往来できるという仕様はこのゲームのカッコイイ特色のひとつだ。
そしてプレイヤーはそれらの迷路を順番に仕上げていくことが出来る。
Pepper IIの操作性は良く、楽しい音楽には『ヒッチコック劇場』(原題:Alfred Hitchcock Presents)のオープニング・テーマからZip-A-Dee-Doo-Dahまでさまざまな曲が使用されている。
このゲームは『パックマン』や『Qix』などから派生して出来たゲームかもしれないけれど、Pepper IIは確実にプレイヤーに楽しい時間を提供してくれる。
覚え書き―ちなみにPepper Iというゲームは存在しない。