2008年5月20日火曜日

Kangaroo (1982) (Atari 2600)



アーケードからの移植作。
 
Kangaroo on Atari 2600
 
これより下の文章は以下のサイトの英文を訳したものです。
翻訳することに関しては、The Video Game Criticの管理者Dave氏から承諾を得ています。
 
発売元 Atari (1982)
評価 B
 
Kangarooのグラフィックは本当に劣っているものの、『ドンキーコング』のクローンの中でも良く出来た方の内の一つだ。
プレイヤーは母親のカンガルーを操作して、リンゴを投げてくる猿どもの群れに終始脅かせられながら、木の上にいる彼女の子供を救出しに行く。
台が緑の茂った枝で作られているアーケード版と違って、このバージョンでは台は味気ないオレンジ色の四角形になってしまっている。
プレイヤーが操作するカンガルーは良く描かれており、ジャンプやパンチ、そして身をかがめる動作などが容易に出来る。
猿の見かけは満足のいくものではあるが、彼らの動きはぎこちなく、そして彼らが投げてくる四角い形のリンゴの動きも同様にぎくしゃくしている。
Kangarooの素晴らしい所は、容赦ない難易度の高さにある。
このゲームは三つのステージで構成されているが、ただ第三ステージに到達したという事だけでも、それは素晴らしい達成だ。
道中には取得することの出来るフルーツが生っており、ベルを鳴らすことでフルーツを補充することも可能だ。
Kangarooの得点システムは大した意味を成していない。プレイヤーは各面をクリアしていく代わりに、フルーツを取ることに集中することでより多くの得点を集めることが出来る。
Kangarooの操作法は厳しく、たとえ段差が少ない場合においても、あらゆる台から飛び降りることでプレイヤーはライフを一つ失ってしまう。私は何の明白な理由も無くライフを一つ減らしてしまったことが少しあった。
サウンド・エフェクトは最小限に抑えられてはいるものの、かわいらしくチリンチリンと鳴る音が、各ステージのはじめと終わりに演奏される。
Kangarooはグラフィックの面では良い印象を与えないかもかもしれないけれど、このやりがいのあるゲーム内容は貴方を夢中にさせるはずだ。