2008年7月3日木曜日

Realsports Volleyball (1982) (Atari 2600)



これより下の文章は以下のサイトの英文を訳したものです。
翻訳することに関しては、The Video Game Criticの管理者Dave氏から承諾を得ています。
 
発売元 Atari(1982)
評価 D
 
これは1982年の、姉からのクリスマスプレゼントだった。二週間のあいだ、クリスマスツリーの下にこのゲームが包装されて置いてあったのを今でも憶えている。私はそれがアタリのカートリッジだということを知っていたけれど、そのカートリッジが何のゲームなのかは全く判らなかった。包装されたそのプレゼントを何度も手で触ったり、振ってみたりしたので、ついにその包みを開けた時には既に箱の形が崩れてしまっていた。
『Realsports Volleyball』の見た目は印象的だけれど、正直に言って、ゲームの展開は遅く、繰り返しの作業が多くなってしまう。
この二人対二人の競技は青い波と夕日を望むことの出来る、うららかな黄色のビーチで行われる。絶え間なく砂浜に押し寄せてくる波の音が私は堪らなく好きだ。
チームは二人の選手で構成されており、選手達は一致した動きをする。選手達はデコボコしていて単色だけれど、彼ら(彼女ら)は大きくて、動作は滑らかだ。
難易度をBに設定すると選手達は素早く動くが、難易度Aの場合は動作がもたついてしまう。『Realsport Volleyball』のゲームとしての質は、平均以下である。ボールをトスしてスパイクするのはとても簡単だけれど、打ったボールの威力は弱々しいものになってしまうので、結果として退屈なまでに延々と相手側にボールを打ち返し続ける事になってしまう。レシーブ、トス、アタック、レシーブ、トス、アタック、といった具合に。
CPUはそんなに強くはない。彼らの連携がうまくいかなくて、こちらにボールを打ち返すことが出来ないこともある。
Atari 2600の唯一のバレーボール・ゲームとしては、これは残念な出来になってしまっている。しかし、このゲームには驚愕のエンディングが用意されている。日が落ちきるまで待っていると、サメのヒレがゆっくりと水平線を横切っていく場面を見ることが出来るのだ。今ならゲームでそんなシーンを見ることは大した事ではないかもしれないけど、1982年当時には、姉と私はそれを目撃して狂喜乱舞したものだ。