2009年1月19日月曜日

Pole Position (1983) (Atari 2600)



ナムコが製作したアーケードゲームの移植版。
『ポールポジション』は数多くの機種に移植された(機種別のスクリーンショット)。
 
Classic Game Room HD - POLE POSITION for Atari 2600 review
 
これより下の文章は以下のサイトの英文を訳したものです。
翻訳することに関しては、The Video Game Criticの管理者Dave氏から承諾を得ています。
 
発売元 Atari (1983)
評価 B+
 
『ポールポジション』は全てのレースゲームの祖先である。アーケードで人気を博したこのゲームはAtari 2600への移植にあたってかなりの要素を削減されてしまったけれど、このゲームはそれでも面白いし、中毒的だ。
風景の拡大縮小処理を全く欠いているにも関わらず、スピード感はうまく表現されている。
背景はいくつかの山と雲があるだけで、それらはまばらであるが、プレイヤーはレースに熱中している最中にそれらの背景に気を取られることはない。
プレイヤーのレーシングカーは単色ではないが、対向車の見てくれは悪い。
対向車ははじめ、水平線に黄色いブロックのような形で現われ、そして対向車は近づいて来るにつれてどういうわけか城のような形に姿を変える。
少なくとも対向車が移り変わっていく様子はスムーズなので、もしプレイヤーが対向車に衝突したとしてもプレイヤーはそれをゲームのせいには出来ない。
『ポールポジション』のしっかりとしたゲームとしての質は、有難いことに、安っぽいグラフィックを補っている。
プレイヤーは各レースを予選走行からはじめることになり、予選走行はしばらくすると退屈なものになってくる。実際にレースがはじまると、プレイヤーのレーシングカーは自動的に速度を増していき、ファイアーボタンはブレーキとしての機能を果たす。
ジョイステックを上下に傾けることで、ギアをハイにしたりローにしたりすることができる。
ゲームは本当にプレイヤーの気を張り詰めさせる。対向車は一度にただ一台しか現われないけれど、彼らは何の予告もなくレーンを変えてくるので、プレイヤーはいつでもブレーキをかけられるように気をつけて用心深く対向車に近づいていく必要がある。
コースの外側に何もないからといって、プレイヤーがコースの外を走行できるというわけではなく、コースの外を走っても車がスローダウンするだけだ。
プレイヤーは59秒の時間制限がある状態でレースを開始するが、一周するごとに制限時間は増えていく。
対向車が通り過ぎていくときのエンジン音やタイヤが軋む音など、効果音はリアリスティックだ。ゲームの上段にスコアが表示され続けるのが私は好きである。
このバージョンの『ポールポジション』は見た目よりタフだ。50,000点に到達するように試みれば、私の言っていることが解るであろう。

2009年1月9日金曜日

Tunnel Runner (1983) (Atari 2600)



Atari 2600: Tunnel Runner (3D in 1983)
Classic Game Room HD - TUNNEL RUNNER for Atari 2600 review
 
Atari 2600 - Tunnel Runner Commercial
 
これより下の文章は以下のサイトの英文を訳したものです。
翻訳することに関しては、The Video Game Criticの管理者Dave氏から承諾を得ています。
 
発売元 CBS (1983)
評価 D
 
技術的には目覚しいものがあるものの、『トンネルランナー』の単純極まりないゲーム内容は多くのゲーマーの心をつかむ事は出来ないだろう。
意匠をこらした3Dエフェクトに頼った古いゲームは年を経るにしたがって古臭く見えていってしまう傾向にある。
一人称視点の『パックマン』の様に、『トンネルランナー』の目的はうろうろしている牙の付いた頭のバケモノを避けて行きながら迷路を脱出することにある。
動作はスムーズで、3D空間を歩いているという錯覚を確かなものにしている。そして通路を驚くほど素早く簡単に進んでいくことが出来る。
頭のバケモノは見事なほどに大きく、きちんと拡大縮小する。彼らが近づいてくると、サウンドがそのことをプレイヤーに知らせてくれる。そしてそのサウンドはこのゲームに少しサスペンスの要素を加えている。
残念ながら、定期的に(ボタンを押し続けることによって)プレイヤーの現在位置をマップ画面で確認する作業が、すごく退屈な作業になってしまっている。
はじめの方の四つのステージは簡単だけれど、一度プレイヤーが“見えない”迷路まで辿り着くと、難易度は急激に上がる。
『トンネルランナー』は、1983年当時では、完全な目新しさで人目をごまかせたかもしれないけれど、今にして思えば、このゲームの浅いゲーム内容は完全に面白みを欠いている。

2009年1月8日木曜日

アタリ・ジャガーソフト 50連発!!!

Name This Game (1982) (Atari 2600)



これより下の文章は以下のサイトの英文を訳したものです。
翻訳することに関しては、The Video Game Criticの管理者Dave氏から承諾を得ています。http://www.videogamecritic.net/2600mo.htm#Name_This_Game
 
発売元 US Games (1982)
評価 D
 
この奇妙なカートリッジはアタリショック(the video game crash of '83)が起こる少し前にリリースされた。
このゲームは使い捨て同然のビデオゲームが当時どのようなあつかいを受けていたかに関して、いくつかの見方を示してくれる。
このカートリッジのフルネームは“このゲームの名前を当ててみろ、そして1万ドルを勝ち取れ(Name This Game and Win $10.000)”である。
これは悪趣味の域を超えている。これでは陳腐なクイズ大会のノリと同じだ。これはビデオゲームのフリークショーであり、US Games社の永遠の傷である。
どれくらい多くの人々がこのゲームそれ自体を覚えているだろうか?
プレイヤーは、海底の上を泳いでいるダイバーを操作する。巨大な黒いタコとダイバーを威嚇してくるサメは、ダイバーがボートに帰還することを妨害してくる。
そう、プレイヤーは苦痛の世界に放り込まれるのだ!
時々、海上にいる仲間が酸素を補給するためのホースを降ろしてくる。だが、ほとんどの時間、コイツはサボってばかりいるのだ!
ちょっとコイツを見れば、主人公が帰還するべきボートの中でコイツがふざけているのが判るはずだ!
画素で構成されているタコの足がプレイヤーに向けて伸びてくるので、プレイヤーはその足に向けて銛(もり)を投げなければならない。
口をムシャムシャと動かしているサメは、(一匹ずつ)画面の隅から隅へ横切りながら、次第に下降してくる。そのサメは良く描かれている。
プレイヤーは海の中で、上にいるクリーチャーに素早く銛を投げることが可能だ。私はファイアーボタンを押しっぱなしにする事を強くお薦めする。
このゲームは悪い出来ではないように聞こえるかもしれない。しかし、このゲームに戦略性はほんのちょっとしかないし、ゲーム内容は控えめに言っても単調なのだ!
『Name This Game』は端的に言ってつまらない。そして、このゲームに用意されたすべての仕掛けは、このゲームを面白くするための助けにはならなかった。

2009年1月3日土曜日

Space Invaders (1980) (Atari 2600)



これより下の文章は以下のサイトの英文を訳したものです。
翻訳することに関しては、The Video Game Criticの管理者Dave氏から承諾を得ています。http://www.videogamecritic.net/2600ss.htm#Space_Invaders
 
発売元 Atari(1980)
評価 A-
 
この古典的名作について何かネガティブな意見を思いつくのは困難だ。
カラフルなグラフィックと数えきれないほどのオプションがあるということもあって、いろいろな意味でこの『スペースインベーダー』のAtari 2600バージョンはアーケードバージョンより優れている。
112のゲームバリエーションには、動くシールド、ジグザグに動く爆弾、見えないインベーダー、そしていくつかの二人同時プレイオプションなどがある。
難易度選択スイッチによって、プレイヤーは、プレイヤーが操作する大砲を“細く”するか“太く”するかということも選択できる。
エイリアンは大きく、六つの異なった種類のエイリアンが存在し、それぞれ違った外見をしている。
定期的に赤い“母船”がゆっくりと画面の上段を横切っていく。その母船を破壊すると200ポイントを得られるので、どうしても母船を撃滅したいという誘惑にかられる。
画面の下段にある三つのシールドは、そのシールドの下に避難することでエイリアンからの攻撃をやり過ごすのに役立つ。
シールドに穴を開けるのは楽しいけれど、インベーダーはどうやらとりわけそのような狭い空間を通過していく爆弾を落とすのに熟練しているようだ。
各ステージは終盤に近づくにつれて、エイリアンの群れの行進が素早くなり、ゲームは激しさを増していく。
インベーダーの最後の一匹を撃退するのはいつも物凄く困難だ。プレイヤーの撃つ弾はゆっくりと動くので、プレイヤーは、プレイヤーのターゲットにエイリアンを“誘い込む”ことが必要になってくる。
このゲームは少しペースがゆっくりしているけれど、『スペースインベーダー』は撃つこと(シューティング)によって得られる満足感がたっぷりと詰まった、正真正銘の古典的名作である。
内緒の情報(Tip):リセットボタンを押しながら電源をいれることで、秘密の“2連射”モードを使えるようになる。