2009年2月27日金曜日

Frogger (Official Version) (1984) (Atari 2600)



海外で人気を博したアーケードゲーム『フロッガー』の移植作。
『フロッガー』は本当にたくさんの機種に移植されている(機種別のスクリーンショット)。
 
Atari 2600版の『フロッガー』にはこのStarpath版の他にParker Bros版が存在する。
 
これより下の文章は以下のサイトの英文を訳したものです。
翻訳することに関しては、The Video Game Criticの管理者Dave氏から承諾を得ています。
 
発売元 Starpath (1984)
評価 A+
 
The Parker Bros.版のフロッガーはとても良く出来ていたけれども、このオフィシャル・バージョンには“度肝をぬかれた”。
アーケードバージョンをとても忠実に再現していて驚かされたのだ。
豪奢なグラフィックは鮮やかなカラー・パレットから成り、活き活きと描かれたカエルはスムーズで律動的にホップする。
この移植作はアーケードバージョンにあった全ての要素を備えている(カワウソでさえも再現されている)。
しかし、さらなる面白味を加えているのは、このゲームのとてもはやいペースである。
プレイヤーはゲーム開始時に7つのライフ(!)を与えられるのだけれど、素早く浸水するカメたちや突然スピードを変える数々の車のために、プレイヤーは機敏にカエルを操作することを要求されるだろう。
第一ステージはのんびりと遊べるけれど、難易度はすぐに上がっていく。
ボーナスポイントの値が画面の右側に表示されるのが私はすごく好きだ。それによってレディー・フロッグをエスコートしたり、ハエを捕らえたりしてボーナスポイントを稼いだときにさらなる満足感を得られるからだ。
他のバージョンのフロッガーと同じように、難易度選択スイッチによって、カエルが画面の端に漂うことが出来るようにするか否かを選択することが可能になっている。
けれども、本当に私を驚かせたのは音楽だ。
プレイ中にいくつかの曲が流れるのだけれど、それらの曲が調和を欠いているにも関わらず、曲すべてが覚えやすく、楽しくなってくるような音楽なのだ。
ゲーム中、(ヤンキードゥードゥルをも含めた)一連の曲が繰り返しながれるのだが、決して退屈することはない。
The Official Froggerの存在がほとんど知られていないことが本当に残念だ。なぜなら、このゲームは私がAtari 2600のゲームをプレイしてきた中で最も素晴らしいタイトルのひとつだからだ。
このゲームははじめStarpath社が(カートリッジではなく――訳注)カセット(テープ)・ゲームというかたちで発売し、のちに"Stella Gets a New Brain" CDに収録された。