2009年3月10日火曜日

Bachelor Party (1982) (Atari 2600)



これより下の文章は以下のサイトの英文を訳したものです。
翻訳することに関しては、The Video Game Criticの管理者Dave氏から承諾を得ています。
 
発売元 Mystique (1982)
評価 D
 
このいわゆる“アダルト”ゲームはちょっと笑えるという事ぐらいしかいい所はない。
あまりよく知らない人ならば、おそらくこのゲームを『ブレイクアウト』の野暮なクローンとして受け流すだろう。
取扱説明書を読んで初めてあなたは奇妙な外観の物体が男であり、ギザギザの形をした者どもが女性たちであると理解することになるはずだ。
男を画面の縁に跳ね返るように飛び回させることによって、男は女性たちに触れて、そして彼女たちを消滅させることができるのだ! 
馬鹿げた説明書はあなたを「素晴らしいカラー・グラフィック」という惹句や「リアリスティック・サウンド」といった言辞、そして「あなたは空想的な状況の中で行動する」といったような状況説明でこのゲームを(良いものだというふうに)説得しようと試みている。
ごめん。だけど、『バチェラー・パーティー』をプレイすることはプレイメイトを膝の上に置くのとは程遠い。
そんでもって、男が一人いるだけのバチェラー・パーティー(※注)って何なんだ? これはまったくばかげている。
 
 
※訳者注:結婚を目前に控えた男のために催される、男友達だけで行われる独身お別れパーティーのこと。

2009年3月3日火曜日

Othello (1981) (Atari 2600)



これより下の文章は以下のサイトの英文を訳したものです。
翻訳することに関しては、The Video Game Criticの管理者Dave氏から承諾を得ています。
 
発売元 Atari (1981)
評価 B
 
アタリの『チェス』と違い、この昔からよく知られているボードゲーム(しばしば「リバーシ」(Reversi)と呼ばれることもある)は、楽しくて、思考力を強く刺激する娯楽を提供してくれる。
プレイヤーは白と黒の四角形を格子状になっている盤上に置いて、できるだけ多くのマス目を獲得するべく試行錯誤していく。
『オセロ』のルールを憶えるのは簡単だけれど、達人になるのは難しい。勝つための秘訣は盤面の縁と角を取っていくことにあるようだ。コンピュータの操るプレイヤーは縁と角を取っていくことにかなり長けているようである。
二人プレイモードと、三つの難易度が用意されている。
1ゲームが早く終わるので、プレイヤーは“もう一回勝負”するためにリセットスイッチを打つ気持ちをせきたてられるはずだ。
『オセロ』のグラフィックとサウンドは最小限のものかもしれないけれど、それらは申し分ない。

2009年3月2日月曜日

Flash Gordon (1982) (Atari 2600)



 
動画 ― Flash Gordon for the Atari 2600

これより下の文章は以下のサイトの英文を訳したものです。
翻訳することに関しては、The Video Game Criticの管理者Dave氏から承諾を得ています。
 
発売元 Fox (1982)
評価 D
 
『フラッシュ・ゴードン』の説明書を読んでこのゲームのルールを理解しようとすると、退屈で頭がボーッとしてくる。
マニュアルには複数のハッチングポッド(hatching pods)、ディスラプター(disrupters)、ジェネレーター(generators)、スパイダー・ウォーリアー(spider warriors)、危険な破片、云々かんぬん……に関しての説明が長々と書かれている。
Atari 2600用ゲームをこんなに複雑にさせることが出来るなんて知らなかったよ!
プレイヤーは画面の上半分のいたる所に宇宙船を動かしていく。画面の下半分には(このゲームの舞台となる)宇宙のマップが表示される。このマップに注意を払おう!
ゲームを進行させるために、プレイヤーは画面の下半分に横の線の形で示されている自機を、洞穴の迷路の至る所にまき散らされたブルーボックスに向けて動かす必要がある。
ブルーボックスに接触すると、画面の上半分にダイヤモンドの形をした敵が姿を現す。しかし、この敵は自機のレーザーで容易にしとめる事が可能だ。
次のブルーボックスに素早く移動するか、そうでなければ色付きの石を投げつけている自分に気づくはずだ。
『フラッシュ・ゴードン』をプレイするとひどく混乱させられる。それは一つには上半分の画面が下の画面とほとんど同期が取れていないように見えるというのが理由になっている。
プレイヤーが画面の下の迷路の中で横線の形をした自機を操作していても、画面の上半分に表示されている自機は本当にまったく動いていないように見えるのだ!
その代わり、自機は画面の端に押し付けられたような形になり、敵に衝突しやすくなってしまう。
時折、宇宙空間に取り残された宇宙飛行士が現れる。宇宙飛行士を救出するとボーナスポイントを獲得できる。
定期的に自機のまわりを上下二つの点線で覆う“シールド”が現れる。ワオ! これは見てくれがひどすぎる。
『フラッシュ・ゴードン』は特に面白いわけでもなければ、革新的なわけでもない。そして、説明書と同様に、ルールを理解するのが難しい。
 
注記:このゲームは実際には映画の『フラッシュ・ゴードン』とは何も関係がなく、コンピューター・ゲームの『スパイダー・シティ』(Spider City)を移植したものにすぎないのだ、という事を読者が指摘してくれた。