2009年3月2日月曜日

Flash Gordon (1982) (Atari 2600)



 
動画 ― Flash Gordon for the Atari 2600

これより下の文章は以下のサイトの英文を訳したものです。
翻訳することに関しては、The Video Game Criticの管理者Dave氏から承諾を得ています。
 
発売元 Fox (1982)
評価 D
 
『フラッシュ・ゴードン』の説明書を読んでこのゲームのルールを理解しようとすると、退屈で頭がボーッとしてくる。
マニュアルには複数のハッチングポッド(hatching pods)、ディスラプター(disrupters)、ジェネレーター(generators)、スパイダー・ウォーリアー(spider warriors)、危険な破片、云々かんぬん……に関しての説明が長々と書かれている。
Atari 2600用ゲームをこんなに複雑にさせることが出来るなんて知らなかったよ!
プレイヤーは画面の上半分のいたる所に宇宙船を動かしていく。画面の下半分には(このゲームの舞台となる)宇宙のマップが表示される。このマップに注意を払おう!
ゲームを進行させるために、プレイヤーは画面の下半分に横の線の形で示されている自機を、洞穴の迷路の至る所にまき散らされたブルーボックスに向けて動かす必要がある。
ブルーボックスに接触すると、画面の上半分にダイヤモンドの形をした敵が姿を現す。しかし、この敵は自機のレーザーで容易にしとめる事が可能だ。
次のブルーボックスに素早く移動するか、そうでなければ色付きの石を投げつけている自分に気づくはずだ。
『フラッシュ・ゴードン』をプレイするとひどく混乱させられる。それは一つには上半分の画面が下の画面とほとんど同期が取れていないように見えるというのが理由になっている。
プレイヤーが画面の下の迷路の中で横線の形をした自機を操作していても、画面の上半分に表示されている自機は本当にまったく動いていないように見えるのだ!
その代わり、自機は画面の端に押し付けられたような形になり、敵に衝突しやすくなってしまう。
時折、宇宙空間に取り残された宇宙飛行士が現れる。宇宙飛行士を救出するとボーナスポイントを獲得できる。
定期的に自機のまわりを上下二つの点線で覆う“シールド”が現れる。ワオ! これは見てくれがひどすぎる。
『フラッシュ・ゴードン』は特に面白いわけでもなければ、革新的なわけでもない。そして、説明書と同様に、ルールを理解するのが難しい。
 
注記:このゲームは実際には映画の『フラッシュ・ゴードン』とは何も関係がなく、コンピューター・ゲームの『スパイダー・シティ』(Spider City)を移植したものにすぎないのだ、という事を読者が指摘してくれた。