2009年11月21日土曜日

更新情報

11月17日に『Galaxian』と『Gorf』の原文のレビューが大幅に書き換えられたので、和訳も新しく書き換えました。

『Galaxian』


『Gorf』

2009年11月15日日曜日

Star Wars: The Arcade Game (1984) (Atari 2600)



 
アーケードゲームからの移植作。
このゲームは様々な機種に移植されている(機種別のスクリーンショット[サムネイルの画像が暗いけれど、画像をクリックすると鮮明な画像が表示される])。
 
アーケード版はベクタースキャンのグラフィックとともに、凝った作りの筐体が有名だった。
 
動画 ― Star Wars: The Arcade Game (Atari 2600)
http://www.youtube.com/watch?v=Q22Z7ayyiB8
 
これより下の文章は以下のサイトの英文を訳したものです。
翻訳することに関しては、The Video Game Criticの管理者Dave氏から承諾を得ています。
 
発売元 Parker Bros (1984)
評価 B
 
Parker Brosが複数のステージがあるベクター・グラフィックスのゲームをAtari 2600のカートリッジに押し込むことが出来たのは驚くべきことだ。
単純化されてはいるけれど、それでもヴィジュアルは素晴らしい。
画面の下の方の隅にある二つの機関砲([アーケードでは表示されていた]上の方の機関砲は表示されない)とともに、プレイヤーの操作する戦闘機の機首を見ることが出来るということを、私はとても気に入っている。
第一ステージでは、プレイヤーは画面の至る所で素早く動く(拡大・縮小する)TIEファイターに向けて射撃する。
プレイヤーは不恰好な十字型のカーソルを操作するのだが、操作性に問題がある。カーソルが遅れて反応する現象には本当にイライラさせられる。
TIEファイターは良く描かれているものの、彼らが撃ってくるミサイルはまるで大きな綿毛の球の様に見える。プレイヤーは敵が放つその綿毛のようなミサイルを撃つことで、そのミサイルを無力化する必要がある。しかし、その操作はTIEファイターに照準を合わせる操作よりもつまらない。
最後には不吉な紫色(?)のデススターが画面に現われる。
そして次のステージでは、プレイヤーはデススターの表面を滑空していき、数々の柱にぶつからないようにしながら、柱のてっぺんを撃っていくことになる。
十字型のカーソルは、標的に狙いを定めるためだけに使うのではなく、プレイヤーの戦闘機の行き先を操作するためにも使用する。― この操作法は少しぎこちない感じがする。
最後のステージではプレイヤーはデススターの溝に入っていき、バリアと飛んでくるミサイルを避け、デススターの排熱口にプロトン魚雷を撃ち込むために奥深くまで侵入していく。
プレイヤーが排熱口にプロトン魚雷を撃ち込むと、すぐにかなり見栄えのしない爆発シーンを見ることが出来る。
その後に、より難易度の高い二周目のステージがはじまる。
『スターウォーズ:ザ・アーケードゲーム』には二つの難易度が用意されている。
サクッと短くゲームを楽しみたい人はこのゲームに感銘を受けないかもしれないけれど、スターウォーズの熱狂的なファンならばこの野心的なカートリッジを確実に評価するだろう。

2009年11月10日火曜日

Surround (1977) (Atari 2600)



動画 ― SURROUND for Atari 2600 review
 
これより下の文章は以下のサイトの英文を訳したものです。
翻訳することに関しては、The Video Game Criticの管理者Dave氏から承諾を得ています。
発売元 Atari (1977)
評価 D
 
『サラウンド』はAtari 2600用のゲームとして最初に発売されたタイトルのうちの一つだ。
原始的なグラフィックとビーッと鳴るサウンド・エフェクトでそのことがわかるはずだ。
友人とこのゲームを数回遊んだ後、このソフトをどう評価していいのか本当に途方に暮れてしまった。
このゲームには批判するべき所もなければ、興奮して熱くなるような所もない。
要するに、評価の対象になるような材料が『サラウンド』には多く含まれていないのだ。
二人のプレイヤーがブロックを操作して画面のあちこちに動かしていく。
各ブロックは、動くと後ろにカベを残していき、そして相手がそのカベに衝突したらあなたの勝ちとなる。
相手の行く手を妨げる事はたまに出来るけれど、むしろ、相手がカベにぶつかる前に、こちらがぶつからないように心がけながら操作したほうが勝利を得られやすい。
12のゲーム・バリエーションが用意されており、その中には、自機が斜めに動くモードや、自機の後ろにカベを残さないようにするオプション、そして自機を画面の端まで動かした際に、画面の反対の側から現れるようにするオプションなどがある。
最も優れたオプションは“スピードアップ”というオプションで、これを選ぶとゲームのペースが次第に速くなっていく。
コンピュータが操作する相手は完全にアホだけれども、しかし対人戦だと多少は面白い。
“ビデオグラフィティ”バリエーションを忘れてはいけない。このバリエーションでは、プレイヤーは画面にデコボコの絵を描いていくのだ。
これが、かつて一度は娯楽であると考えられていたとは信じがたい。
『サラウンド』はAtariのゲームの中でも発売後に最初に製造停止になったゲームのうちの一つである。