2010年3月22日月曜日

Mouse Trap (1982) (Atari 2600)



アーケードゲームからの移植作。
Atari 2600版の他に、 ColecoVision版とIntellivision版が存在する(機種別のスクリーンショット)。
 
動画 ― Mouse Trap (Atari 2600) (How To Beat Home Video Games 2)
 
これより下の文章は以下のサイトの英文を訳したものです。
翻訳することに関しては、The Video Game Criticの管理者Dave氏から承諾を得ています。
 
発売元 Coleco (1982)
評価 B+
 
“知性派向きの『パックマン』”であるこの『マウス・トラップ』は、ありきたりな迷路ゲームと違い、プレイヤーにはより高い技術と戦略が必要とされる。
プレイヤーはネズミ(正確にいえばネズミの“頭”だが)を操作して、攻撃的な三匹のネコを避けつつチーズでできたブロックをむさぼり喰いながら迷路をめぐって行く。
骨は無敵状態になるアイテムで、これを取るとネズミが“ネコを食べる”ブルドッグに変身する。
プレイヤーはこのアイテムを備蓄することが可能となっている。
『マウス・トラップ』のグラフィックはシンプルだけど、並外れてクリーンで洗練されている。
ちらつくことのない動物たちの動きはスムーズで、迷路は太い緑の線で描かれている。唯一不恰好なのは骨のグラフィックだ。骨はデコボコしたXの形で表現されている。
迷路のなかのいくつかの壁はちらついていて、それらの壁はファイアーボタンを押しっぱなしにすることによって動かすことが出来る。
これによってプレイヤーはすぐさま迷路の形を変えることができ、時には追いかけてくるネコを罠に陥れることも可能なのだ!
『マウス・トラップ』の操作には慣れが必要ではあるが、一度コツをつかんでしまえばかなりいい操作感になる。
ただ一つ、ネズミの頭が定期的に口を動かす事が私を怒り狂わせた。
はじめは単にネズミがチーズを咀嚼しているだけだと思っていたのだが、今では彼が“私に何かを告げている”のだと固く信じているのである!
このゲームにはただひとつ際立ったサウンド・エフェクトがある。それはプレイヤーの操作する犬がネコを捕えた際に聴こえてくる金切り声だ。おいおい、マジで本物のネコの鳴き声に聴こえるじゃねーか! ネコがプレイヤーを捕らえたときに同じサウンドが再利用されないよう、私はただ祈るのみだ。
犬がネズミに戻る最中にネコに触れると、犬がネコを捕えたのか、それともネコがネズミを捕えたのか、どっちだが判らなくなるのだ!
『マウス・トラップ』は難しいゲームなので、最後のライフの時には骨を使い切ってしまうようにしよう。
難易度選択スイッチの組み合わせによって、四つの難易度を利用できる。
巧みにプログラムされていて、遊んでいて楽しいこの『マウス・トラップ』は、コレクションに加えるのに最適だ。

2010年3月2日火曜日

更新情報

1月31日に『Freeway』『Frostbite』『G.I. Joe Cobra Strike』の原文のレビューが大幅に書き換えられたので、和訳も新しく書き換えました。