2011年11月18日金曜日

Mr. Do!'s Castle (1984) (Atari 2600)



アーケードからの移植作。

このゲームはさまざまな機種に移植されている(機種別のスクリーンショット)。

動画 ― Mr. Do!'s Castle for the Atari 2600
http://www.youtube.com/watch?v=FkSycE6_pKI

これより下の文章は以下のサイトの英文を訳したものです。
翻訳することに関しては、The Video Game Criticの管理者Dave氏から承諾を得ています。
http://videogamecritic.net/2600mo.htm#Mr._Do!'s_Castle

発売元 Parker Bros.(1984)
評価 C-

オリジナルのMr.Doは良質な娯楽作品だった。
しかし、Mr.Do'Castleはプレイヤーにすごく厳しいゲームになっているのだ!
画面は動くハシゴでつながった、6つのデコボコした床で構成されている。
その画面に見るべき所はないが、緑と紫の色彩設計は人目を引く。
“ユニコーン”の群れが上のほうからハシゴで降りてくるところからアクションは始まる。
ユニコーンがハシゴを使って降りてくるなんてインチキ以外の何ものでもない。なぜなら奴らはそもそもハシゴを使うことが出来ないはずだからだ。ユニコーンてのは「ひづめ」をもってるじゃないか。いいかげんにしろ!
リアリズムの観点からツッコミをいれるのはここまでにしておこう。
ファイアーボタンを押すと主人公のMr.Doはハンマーを振りおろすのだが、それはまるで主人公の額についている付属肢がケイレンしているように見える。
プレイヤーは床のブロックをたたき落とすことが出来る。それによって出来た穴に知性の欠けた敵が落ちていく。
また、下を歩いている敵の上にブロックを落とすことで多くの得点を稼ぐことが可能だ。
この方法でゲームを進めていくのが簡単なことのように聞こえるかもしれないけれど、実際はこの方法を用いることでプレイヤーはより困難な状況に置かれることになる。
なぜなら、床のブロックを落としてしまうことで主人公の行動できる範囲が狭くなってしまい、ハシゴで床を降りていくことが難しくなってしまうからだ。
当たり判定が雑なために、もしプレイヤーが安全な位置取りをしなければ、プレイヤーはMr.Do(やる男)からMr.Done(死んだ男)になってしまうだろう。
音楽は覚えやすくて人の心をとらえる二つのパートのメロディーがループして流れるのだけれど、その曲はプレイヤーに心地良い喜びを与える。
グラフィックは良いとはいえない。そして、詳しことは良くわからないけれど、このゲームに出てくるユニコーンはLand of the Lostに出てくるSleestaksではないかと思う。
Mr.Do'Castleは一般消費者(大量消費)向けのソフトではないけれど、難易度の高いゲームを探しているゲーマーは何度も何度もリセットボタンを押して、ゲームを再開しようとしている自分に気がつくだろう。
このゲームはあまり楽しいものではない。プレイヤーの幸運を祈る!