2012年4月2日月曜日

Bugs (1982) (Atari 2600)



 
これより下の文章は以下のサイトの英文を訳したものです。
翻訳することに関しては、The Video Game Criticの管理者Dave氏から承諾を得ています。
http://videogamecritic.net/2600bb.htm#Bugs
 
発売元 Data Age (1982)
評価 D-
 
私は虫が嫌いかだって? うん、まあそうだ。私が嫌悪感をもよおすそれらの虫の体に危害をくわえたいかって? もちろんだとも。
私はこの“Bugs”というタイトルのシューテング・ゲームは私の願いを叶えてくれるものだと期待していた。
で、何で俺はいまいましいトカゲを撃たなければならないんだ?
トカゲが俺に危害をくわえてきた事は一度たりともない。そんなわけで俺はトカゲを撃つ気はさらさらない。
タイトルは明らかにゲーム内容をミスリードしているし、またゲーム自体はひどくお粗末な代物だ。
各ステージがはじまる前に、異次元にワープするトンネルを通っていくようなグラフィックが表示されるのだが、色がちらつくその演出はまるでバッドトリップした時の幻覚みたいだ。
プレイヤーはパドルコントローラを操作して、画面の上の方にむかってゆっくりと這っていくムカデ(とトカゲ!)に狙いを定めるべく十字の照準を左右に動かしていく。
またプレイヤーは、プレイヤーの操作する照準を無力化する、画面を横切っていく"Phylax"と呼ばれるうっとうしい奴にも対処しなければならない。
それらの敵キャラクターは、プレイヤーのショットを誘導する事によってのみ破壊することが出来る。そしてその仕様がこのゲームを難しいものにしている要因になっている。
他のAtari 2600用ゲームとは違って、本体の難易度設定スイッチを"A"にするとイージーモードになり、"B"にするとハードモードになる。
Bugsの見た目は悪いけれど、難易度が高いためにもしかしたらプレイヤーはこのゲームにやみつきになるかもしれない。
スコアを100ポイント稼いだだけでも、それは記念すべき功績となるのだ。もしそれを自慢できるほどこのゲームの知名度が高かったらの話だが。