2012年10月5日金曜日

Frogger Ⅱ (1984) (Atari 2600)













 
  
 

Frogger IIはいくつかの機種で発売されている(機種別のスクリーンショット)。  
 
動画 ― Classic Game Room: FROGGER II THREEDEEP! review for Atari 2600
http://www.youtube.com/watch?v=iE9fpHXfu3U

これより下の文章は以下のサイトの英文を訳したものです。
翻訳することに関しては、The Video Game Criticの管理者Dave氏から承諾を得ています。
http://videogamecritic.net/2600ff.htm#Frogger_II

発売元 Parker Bros (1984)
評価 B+

Frogger IIは前作よりも深く、より複雑に出来ている。
このゲームは三つの画面で構成されている。その三つの画面はそれぞれに特色を持っており、相互に連結している。
プレイヤーの操るカエルは海底から出発し、水流に抗いながら、魚やウナギ、そして潜水艦を避けて海面に向けて泳いで行く。
味方である親切なカメによく目を光らせておこう。カメの背中にのっているあいだは敵の攻撃を受けないからだ。
二番目の画面では、ゲームの舞台は海面となる。このステージではアヒルやクジラやカバ、そしてスイレンの葉の上をピョンピョン跳びはねていく。プレイしている感覚は前作に近い。
サメがスイレンの葉の辺りをうろつきはじめると、プレイヤーヘの警告として不吉な音楽が流れるので、ゲーム中によく耳をすませよう。
母ガモの上に跳び乗ると、カエルは“空のステージ”に移送される。そのステージでプレイヤーの操るカエルは雲の上を勢いよく跳びはねて、それから鳥の背中に乗っていく。
この展開はちょっと突飛だ。きっと海洋生物学者はこのゲームのシナリオが現実に沿わないとして疑念を抱くだろう。
Frogger IIのグラフィックはまさに一級品だ。高解像度のオブジェクトが鮮やかな色で描かれている。
主人公のカエルが敵にやられると、カエルが“デブ”になる。これはいささかぎこちない方法で“押しつぶされた”カエルを表しているのだ。
デザインの観点から言えば、Frogger IIは純然たる独創性を備えている。しかし娯楽性という点では、前作ほど面白くはない。
プレイヤーはゲーム中のほとんどの時間を水中の画面に費やすことになり、海流に対処するのに飽き飽きしてしまうだろう。
それでもやはり、Frogger IIは間違いなくプレイしてみる価値がある。
そしてこのAtari 2600版は、動作がのろくて退屈なColecovision版よりずっとよく出来ている