2013年2月23日土曜日

Donkey Kong Junior (1983) (Atari 2600)


















アーケードからの移植作。
このゲームはさまざまな機種に移植されている(機種別のスクリーンショット)。

動画
Classic Game Room HD - DONKEY KONG JUNIOR for Atari 2600
http://www.youtube.com/watch?v=EwfaJ4zwzyM

これより下の文章は以下のサイトの英文を訳したものです。
翻訳することに関しては、The Video Game Criticの管理者Dave氏から承諾を得ています。
http://videogamecritic.com/2600de.htm#Donkey_Kong_Junior

発売元 Coleco (1983)
評価 D+

この『ドンキーコングJR.』では、ゲームの設定に巧妙なひねりが加えられていて、前作の『ドンキーコング』とは登場人物の役割が逆になっており、マリオは悪役で、ドンキーコングは檻の中で窮地に陥っている類人猿を演じている。
残念ながら、このAtari 2600バージョンは(アーケード版にあった)重要な要素を削がれてしまっている。
1面では主人公のジュニアは、ツタにつかまって、襲ってくるチャタリング・ティース(chattering teeth,入れ歯のような形をしたおもちゃ)を避けていきながら、上り下りしたり横に移動したりしていく。
このAtari 2600版のスクリーンがアーケード版と比べてスカスカに見えるとしたら、それはおそらくフルーツがないためだ。
敵の頭上にフルーツを落とすことができないのは、ゲームの面白みをかなり削いでしまっている。
さらに、ジャンプする際の操作性は非常に悪く、そしてひどく醜いオレンジの色彩設計は魅力的に見えない。
2面では、檻の中にいるドンキーコングを解放するために、主人公は3つの鍵(アーケード版では鍵は8つあったが)を画面の上の方まで押し上げていかなければならない。
この面では、さまようチャタリング・ティースに加えて、画面を横切っていく黄色い鳥に対処する必要がある。
この面はすごく簡単で、そしてお粗末な光景で終わる。解放されたドンキーコングの外見がひどく哀れなのだ。 彼の頭は完全に四角形だ!
最後の面では主人公は、前作の『ドンキーコング』を彷彿とさせる高い鉄骨構造を横切っていく。
この面は悪い意味で難しい。制限された動作のために主人公はすぐにさまようチャタリング・ティースのえじきとなってしまうので、プレイヤーの欲求不満はすぐさま高まっていくにちがいない。
オーディオ・エフェクトは少しだけあるが、主人公がツタを上り下りする時の耳障りな音にはイライラさせられる。
3つの面が用意されているのにもかかわらず、手を抜いた感じのあるこのAtari 2600版は、古典的名作であるアーケード版とは比べものにならない出来になってしまっている。

2013年2月7日木曜日

更新情報

2月5日に『E.T.』『Mountain King』の原文のレビューが書き換えられたので、和訳も新しく書き換えました。