2023年12月23日土曜日

不具合について

このページの右端にある“ラベル”の“Atari 2600 ゲームの評価 A+, B+, C+, D+”をそれぞれクリックすると、なぜか評価 A, B, C, Dのレビューが表示されてしまうという不具合が発生中です。
そのため、代替用のリンクを貼っておきます。

評価 A+

Pitfall II: Lost Caverns (1984) (Atari 2600)
http://game256.blogspot.com/2022/08/pitfall-ii-lost-caverns-1984-atari-2600.html
Frogger (Official Version) (1984)
http://game256.blogspot.jp/2009/02/frogger-official-version-1984-atari-2600.html
River Raid (1982)
http://game256.blogspot.jp/2008/05/river-raid-1982-atari-2600.html


評価 B+

Donkey Kong (1981)
http://game256.blogspot.com/2010/02/donkey-kong-1981-atari-2600.html
Frogger II (1984)
http://game256.blogspot.jp/2012/10/frogger-1984-atari-2600.html
Solar Storm (1983)
http://game256.blogspot.jp/2010/10/solar-storm-1983-atari-2600.html
Mouse Trap (1982)
http://game256.blogspot.jp/2010/03/mouse-trap-1982-atari-2600.html
Bump 'n' Jump (1982)
http://game256.blogspot.jp/2009/07/bump-n-jump-1982-atari-2600.html
Up 'N Down (1984)
http://game256.blogspot.jp/2009/02/up-n-down-1984-atari-2600.html
Pole Position (1983)
http://game256.blogspot.jp/2009/01/pole-position-1983-atari-2600.html
Mr. Do! (1982)
http://game256.blogspot.jp/2008/10/mr-do-1982-atari-2600.html
Alien (1982)
http://game256.blogspot.jp/2008/05/alien-1982-atari-2600.html
Spider-Man(1982)
http://game256.blogspot.com/2018/12/spider-man-1983-atari-2600.html
Star Wars: The Empire Strikes Back (1982)
http://game256.blogspot.com/2018/12/star-wars-empire-strikes-back-1982.html


評価 C+

Grand Prix (1982)
http://game256.blogspot.jp/2014/04/grand-prix-1982-atari-2600.html
International Soccer (1982)
http://game256.blogspot.jp/2012/03/international-soccer-atari-2600-1982.html
Mario Bros. (1983)
http://game256.blogspot.jp/2010/02/mario-bros-1983-atari-2600.html
King Kong (1982)
http://game256.blogspot.jp/2010/02/king-kong-1982-atari-2600.html
Freeway (1981)
http://game256.blogspot.jp/2009/05/freeway-1981-atari-2600.html
Lock N Chase (1982)
http://game256.blogspot.jp/2009/04/lock-n-chase-1982-atari-2600.html
Space Shuttle (1982)
http://game256.blogspot.jp/2008/10/space-shuttle-1982-atari-2600.html

評価 D+

Donkey Kong Junior (1983)
http://game256.blogspot.jp/2013/02/donkey-kong-junior-1983-atari-2600.html
Canyon Bomber (1978)
http://game256.blogspot.jp/2009/04/canyon-bomber-1978-atari-2600.html
Private Eye (1984)
http://game256.blogspot.jp/2009/04/private-eye-1984-atari-2600.html
Realsports Tennis (1983)
http://game256.blogspot.jp/2008/06/realsports-tennis-1983-atari-2600.html
Mangia' (1982)
http://game256.blogspot.jp/2008/04/mangia-1982-atari-2600.html

Pengo (1984) (Atari 2600)


















アーケードの移植作。
このゲームは日本ではゲームギアやメガドライブなどに移植された(メガドライブでのタイトルは『ぺぺんがPENGO』)。
最近ではSwitchにアレンジ版の移植作品が発売されている。
移植作品についてはWikipediaに詳しく書かれている。
海外ではAtari 2600以外にAtari 5200やAtari 8-bitにも移植されている(機種別のスクリーンショット)。
また英語版のWikipediaによれば、Commodore 64 や ZX Spectrum などにクローン作品がつくられていたようだ。

動画 ― Pengo for the Atari 2600
https://www.youtube.com/watch?v=eoheui1zpk8


これより下の文章は以下のサイトの英文を訳したものです。
翻訳することに関しては、The Video Game Criticの管理者Dave氏から承諾を得ています。
https://videogamecritic.com/2600pp.htm?e=97333#rev304

発売元 Atari (1984)
評価 B-

『ペンゴ』の説明書には“アーケードで大成功を収めた”と記載されているが、これはゲーム内容のことをいっていると思って差し支えないだろう。
このゲームは(欧米で)大ヒットしたわけではないけれど、数多くある大抵の迷路ゲームよりも戦略性をそなえている。
主人公は赤い色(?)をした小さいペンギンで、プレイしている感覚はまるで重力のない『ディグダグ』のようだ。


氷のブロックが散らばっている画面の中央からゲームは開始する。
敵キャラクターである黄色い“スノービー”は、はじめは画面の端にいるが、主人公のペンギンに近づいてきながら、手際よく氷のブロックを溶かしていく。
主人公のペンギンは氷をほかの氷にぶつけて粉々ににしたり、壁に向けて押し飛ばす(滑らせる)ことができる。
氷のブロックのあいだに敵のスノービーをはさんでつぶすのはすごく楽しい。2匹以上はさんだ時はなおさらだ。
特殊なマークのついている“宝石”ブロック("jewel" blocks)は、破壊することが不可能で、もしそのブロックを壁沿いに並べた場合、5000点のボーナスを獲得することができる。


グラフィックは鮮明で、アニメーションもスムーズであり、そしてオブジェクトがちらつくこともないこの『ペンゴ』はうまくプログラムされているといえる。
誤って初期設定のままゲームをはじめてしまわないように注意しよう。そうでないと、プレイヤーは涙が出るほど退屈してしまうだろう。
そしてぜひとも難易度設定スイッチを使ってわびしいBGMをオフにして遊んでほしい。このゲームの音楽は本当にひどい!


BGMをオフにしてゲームバリエーションを10に設定して準備を整えれば、すべてのブロックを壁にぶつけてしまって手詰まりになることはなくなるだろう。
『ペンゴ』は史上最もエキサイティングなゲームだとはいえないにしても、いくぶん陽気な、氷点下での戯れを提供するこのゲームで遊ぶのはまんざら悪いことではない。

2022年12月17日土曜日

更新情報

2022年12月15日に『Donkey Kong』の原文のレビューが大幅に書き換えられたので、12月17日に和訳も新しく書き換えました。

2022年8月17日水曜日

更新情報

2022年8月14日に『Pitfall』『Pitfall II: Lost Caverns』の原文のレビューが大幅に書き換えられたので、和訳も新しく書き換えました。

Pitfall (1982) (Atari 2600)


















このゲームはさまざまな機種に移植されている(機種別のスクリーンショット)。

動画 ― Classic Game Room HD - PITFALL! for Atari 2600 review http://www.youtube.com/watch?v=8Am3bpYlHDk

これより下の文章は以下のサイトの英文を訳したものです。 翻訳することに関しては、The Video Game Criticの管理者Dave氏から承諾を得ています。
https://videogamecritic.com/2600pp.htm?e=12815#rev313

発売元:Activision (1982)
評価 A-

1982年当時に制作されたゲームは、宇宙を舞台にしたシューティングゲームやレースゲーム、あるいは迷路ゲームなど、ほとんどがありふれたテーマのものだった。
この『ピットフォール』はそれらのゲームとは違い、コブラやサソリ、そして数々の丸太を飛び越えていかなければならないような、 熱帯のジャングルにおける困難な場面が次から次へと画面に登場するという内容のものだった。
プレイヤーは流砂を避けていったり、ツタにつかまってワニが潜む沼地の上をターザンの雄たけびをあげながら飛び越えていかなければならない。 主人公は地上を移動していく以外にも、地下の通路を探検していく事ができる。

このころのActivisionの多くのタイトルと同様に、操作性は良く、グラフィックスは生き生きと描きこまれていて、サウンドエフェクトも申し分のない完成度だ。
主人公は金の延べ棒やダイアモンドリング、あるいは札束の入ったバッグを拾ってポイントを稼いでいく。
プレイヤーは、ゲームをプレイするたびに同じレイアウトのジャングルを移動していく事になるけれど、20分の制限時間内に256画面のすべてを探検する事はすごく困難だ。 初心者ならば制限時間が切れるずっと前に3つのライフを失ってしまうに違いない。一方で、熟練したプレイヤーならば長時間プレイできるだろう。

主人公は右方向にも左方向にも移動していくことができる。しかし、左方向に移動したほうがずっと簡単になる。
流砂のはじっこがどこにあるのかを判断する際に、背景にある木の場所を参考にするのはやめておこう(例えば木が立っている場所が流砂のはし(主人公が落ちないところ)だと判断したりする事はやめたほうがいい)。なぜなら、木が立っている場所は、各画面によって異なるからだ。
最大にしてもっとも退屈な難関は、パクパクと動かすワニのあごに噛みつかれないようにして、ワニの頭の上をジャンプして飛び越えていく事だ。

『ピットフォール』のアクションは繰り返しが多く単調だが、ツタがタイミングよく主人公に向かって揺れ動いてくるのは好きだ。 それによってリズムよくゲームを進める事ができる。実際に、プレイヤーはテンポよく進んでいくゲームの流れを途切れさせないようにするために力を注ぐようになるだろう。
地下通路の存在はあまり意味がないように思える。地下には財宝がないし、しょっちゅう行き止まりになる。したがって地下通路は上級者専用の通路だといえる。
この『ピットフォール』は今でも遊んでいて楽しいゲームだ。 そしてもしあなたが私のハイスコアを塗りかえる自信があるならば、ぜひそれにトライしてみてほしい。

私たちのハイスコア:87,597

Pitfall II: Lost Caverns (1984) (Atari 2600)


















このゲームはさまざまな機種に移植されている(機種別のスクリーンショット)。

動画 ― Classic Game Room HD - PITFALL 2 for Atari 2600 http://www.youtube.com/watch?v=zED0SU0cImo

これより下の文章は以下のサイトの英文を訳したものです。 翻訳することに関しては、The Video Game Criticの管理者Dave氏から承諾を得ています。
https://videogamecritic.com/2600pp.htm?e=12815#rev314

発売元 Activision (1984)
評価 A+

デビッド・クレーンはこの優れた続編を制作するにあたって最大限の努力を尽くした。 この『ピットフォールⅡ』は前作にあった"発見していく事のスリル"を新たな高みに押し上げた。 ― あるいは"深みを加えた"と記すべきであろうか?
このゲームでは(前作のように)単に右や左に移動していくのではなく、プレイヤーは鉱山の奥底まで下降していき、地底にある川を泳いだり、気球につかまって上昇していったり、滝の中に落ちていったりする。 主人公は人々を救出していき、さまざまなエキゾチックなクリーチャーに出くわすことになる。

プレイヤーは、はじめにこの『ピットフォールⅡ』の音楽が(Atari 2600にしては高音質で)よく調和がとれている事に気がつくだろう。 このゲームはハードウェアを補助するための技術が使われた最初のカートリッジだ。 勇壮な音楽を奏でるためにカートリッジに特別なチップが取り付けられているのだ。 ありがたいことに、その音楽はすごく心地よく、ゲーム中に絶え間なく流れ続ける。

『ピットフォールⅡ』は前作にあった固有のスタイルを保持したまま、それを素晴らしくうまく拡張している。
今回、プレイヤーはコウモリやハゲタカ、電気ウナギ、毒ガエル、そして前作にも登場した白いサソリに出くわしていく。 前作とは違い、今作では制限時間はなく、「ライフ」の概念もない。
定期的にチェックポイントがあり、ミスをするとスコアを減らされながら主人公はチェックポイントまで戻される。 スコアを得るために金の延べ棒を獲得していこう。

もし一作目が全体として水平的に展開していくゲームだとするならば、今作はとてもとても垂直的にゲームが展開していく。プレイヤーはゲーム中に何度も登ったり、下降したりしていくことになる。
このゲームに不満があるとするならば、それは主人公が"しゃがむ"という動作ができない事だ。 低く飛んでくるコウモリや鳥はプレイヤーにとって何度も脅威となるのだが、コウモリや鳥の翼に触れずに下を通っていくには完ぺきなタイミングが必要になる。幼い甥に1984年には自分たちはしゃがむ方法をしらなくて、絶えず頭をぶつけていたと説明しなければならなかった。

ある地点では飛んでくる敵を10回連続してかわす必要に迫られるのだが、このゲームの難所はこれだけだ。 そのほかに主人公は広大な地下に張り巡らされた通路の中に点在する隠れた場所を探し出し、そこにある隠された財宝を見つけ出していく。 この『ピットフォールⅡ』はシステムの限界の壁を越えたゲームだ。 私は同じようなスタイルで『ピットフォールⅢ』が開発されないかと願ってやまない。 おい、ちょっと待て、― デビッド・クレーンは今でもゲームを制作しているって? もしかして今、私が考えていることと同じことをあなたも考えているのかな?

2021年4月1日木曜日

Star Wars: The Empire Strikes Back (1982) (Arari 2600)








































動画 ― Star Wars: The Empire Strikes Back for the Atari 2600
https://www.youtube.com/watch?v=NcWGvwYWHgY

これより下の文章は以下のサイトの英文を訳したものです。
翻訳することに関しては、The Video Game Criticの管理者Dave氏から承諾を得ています。
https://videogamecritic.com/2600ssz.htm?e=82907#rev416

発売元 Parker Bros (1982)
評価 B+

自機が素早く動き、画面も素早くスムーズにスクロールするこのシューティングゲームは、人気のある映画『スターウォーズ』の「ホスの戦い」を再現している。
『スター・ウォーズ 帝国の逆襲』をベースにしたどのゲームも、定義上は真正に“冬”のタイトルとして見なされる。
寒地荒原の上を小さなスノースピーダーで滑空すると、そのスピード感によって爽快な気分を味わうことが出来る。
見た目はデコボコしているけれど、頭と足が動作する、前進してくるインペリアル・ウォーカーはよく描かれている。
ゲームの目的は、インペリアル・ウォーカーが画面の右端に到達しないように、可能な限り食い止めることだ。
(画面の底に表示されている)スキャナーはインペリアル・ウォーカーの位置を表示する。もしそれらの巨大な象のような形をしたロボットの一つがスキャナーの右端に到達してしまったら、(自機が所属する)反乱同盟軍は打ち負かされ、ゲームオーバーになってしまう。
インペリアル・ウォーカーと戦いを繰り広げることは、いたちごっこをハイテクなゲームに置き換えたようなものだ。
インペリアル・ウォーカーに向けて48発撃つと奴らを破壊することが出来る。
そう、48発も当てなければならないのだ。
インペリアル・ウォーカーが受けているダメージの状況によってインペリアル・ウォーカーの色が変わるのだが、黄色や赤紫色に変わるとリアリズムが薄れてしまう。
時々、光るピクセルによって弱点が指示されるので、一発の狂いのないショットで奴らを破壊することが可能となっている。
残念ながら弱点はちょっとの間しか表示されないので、弱点に当てることはものすごく難しい。
インペリアル・ウォーカーは避けることがすごく困難なレーザーを放ってくる。
ありがたいことに、プレイヤーは自機を着陸させることで自機を修理することが出来る(一機につき二回可能だ)。
プレイヤーが自機を2分間無傷に保つと、スター・ウォーズのテーマ曲が流れはじめ、自機は20秒間無敵になる(ヒャッハー!)。
このゲームにはAT-AT(インペリアル・ウォーカー)の胴体を通過できなくなってしまう(足は通過できる)"solid walkers"という高い難易度のバリエーションも用意されている。
"smart bomb"バリエーション(モード)だと、AT-ATのミサイルが自機を追尾してくるようになる。それによってプレイヤーは気が狂いそうになるだろう。
まったくもう、私は初期設定のままで遊ぶことにするよ(それでも十分にむずかしいのだが)。
私がこのゲームで最も好きなところは、敵が襲来してきた際の緊張感やサスペンスをうまく伝えているところにある。
実は、このゲームで遊んでいたら“まめ”ができてしまった。
Star Wars: The Empire Strikes Back (『スター・ウォーズ 帝国の逆襲』)は一見したところ浅いゲームに見えるかもしれないが、満足感の得られる指がうずくほどのゲーム内容と、容赦ない難易度の高さを提供している。